自分で出来る寝違え改善方法
自分で取り組める改善方法
寝違え発症の際、すぐ病院や整体院へ行けるという状況の方ばかりではありません。自力改善が出来れば良いのですが寝違えの原因は様々ですので、最初は専門家に見て貰うのがベストです。それでも・・・という方に専門家へ任せるべき目安と、自身でも出来る対処法をご紹介します。
【専門家に任せるべき状態の目安】
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ざっとですが上記いずれか(中症以上に多い特徴)に該当する方は、自己対処法を行うよりも専門家に見てもらうべきでしょう。
寝違え症状にも軽症・中症・重症とありますが、症状の自己判断は感覚頼りですので目安というものが曖昧で判断を誤ってしまう可能性があります。
特に初めて寝違えになった方は、自身の症状が整体院へ相談するべきなのか?自己対処法にて様子見で良いのか?判断を誤らない為の指針として下さい。
【自己対処法① 痛めた箇所の冷却】
寝違えで痛む患部を直接冷やし、改善を試みます。いわゆる寝違え=ねんざ、という見解に対する処置方法です。
冷やす方法は、アイシングや冷湿布(患部の熱を下げたいので温湿布はNG)がお手軽です。ただアイシングは冷やし過ぎのリスクがある為、1時間ほどで一旦様子を見ましょう。冷湿布は種類にもよりますが6~8時間くらいが貼り替え目安です。
経過を落ち着かせる目的主体ですので、即効性はそこまで期待できません。しかし痛めた筋肉の炎症部位に対し冷やすという改善法は理にかなっています。
特に施術を受けた後は炎症以外の痛む要素は取り除けている為、より高い症状鎮静効果が期待出来ますのでご利用頂く事を推奨しております。
【自己対処法② 腋窩神経の圧迫解放】
“脇(わき)下の神経圧迫の解放”を行います。
寝違えは脇(わき)の内側を通る「腋窩(えきか)神経」が圧迫されて起こる、という考え方に基づいた処置方法です。簡単なストレッチ(以下イラスト参照)で該当部位を伸ばし、症状回復を図ります。
寝違えで痛む首付近を直接伸ばさないのため、悪化リスクも低めです。簡単に出来ますので、どうしても病院等に行ける状況でない方は自己責任のもとお試し下さい。
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まず、椅子に座り脱力します。 |
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痛む側の腕を少しずつ上げ、止まった場所で20秒固定 |
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腕をゆっくり戻します、2セット行いましょう。 |
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腰に手の平を当て、肘を後ろに引いて20秒固定 |
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腕をゆっくり戻します、これも2セット行います。 |
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腕を90度、肘を120度の形に作ります。肘を軽く後ろに引き20秒固定 |
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腕をゆっくり戻します、これも2セット行います。 |
如何でしょうか?何回か試し終わった時点で、首の痛みや動き回復が多少でも実感できたなら空き時間にでも継続してみて下さい。ご自身の寝違えに有効だった場合は、短期間による改善が見込めるでしょう。
【何をしても効果の実感が薄い時】
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すぐに良くなると考えていた症状に手こずり、結局改善も出来ず場合によっては更に悪化し当院へ来院するケースは珍しくありません。
ご自身で何とかしたいという気持ちは痛いほど理解出来ますが、結果的により悪くしてしまったら元も子もありません。【重要なのは見極め】です。上記項目に該当する様でしたら専門家に見て貰いましょう。
当院へは【オンライン予約】または【☎電話予約】よりご依頼願います。また、遠方よりご検討の方は移動中の運転トラブル等が心配ですので出来れば送迎してもらうのが望ましいでしょう。