肩こり
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よくある症状例
肩こりは当院でも受ける相談数として、毎年1,2位を争う定番症状です。
- 肩こりを長年自覚している
- 昔は無自覚だったが、急に肩こりが出始めた
- 肩こりの治療法や薬など世に沢山あり過ぎて逆に分からない
- 肩と首が双方とも辛く、頭痛の出る機会も増えた
- 肩こりが酷すぎて、病院で検査したが異常なし
- 肩こりが酷いと、吐き気までしてくる
- 肩が力んだ状態が続き、自分で改善できない
デスクワーク主体の方々には【職業病】と呼べるほど馴染みの深い症状でしょう。ある程度の偏りはあるとはいえ、肩こりは性別や年齢に左右されない体の定番トラブルの1つですね。
肩こりの主な原因
肩こりの原因とは一体何なのでしょうか?単純に疲れでカチコチに固まっている影響?冷えで肩の部分だけ血行が悪くなっているから? それともストレスによるもの?
つい辛い症状の出ている場所(肩)に原因があると考えてしまいがちですが、実際は“肩だけに原因があるケースはほぼありません”
長年、私も様々な肩こりを施術してきましたが、酷い症状や慢性化している肩こりは大体が別の箇所からの影響で発症しています。おおよそ“体の歪み”が原因となっているケースが大半です。
背中の過緊張、骨盤の歪み、腕の疲労の蓄積、足先~股関節までの連結異常、呼吸器の弱化による胸椎詰まり、両腕付け根の内旋化による猫背の悪化の影響・・・と挙げ出したらキリがありませんが、現場では“肩こりの原因は肩以外にある”事が大半です。
それこそ揉みほぐしてもすぐに戻ったり、長期化してしまっている肩こりの大半が該当します。
・・・もうお分かりですよね?長年肩こりが慢性化して困っている方、まずは認識を肩だけでなく全身の歪み・捻れによるトラブルである可能性も考慮しましょう。
ただ肩だけが悪いと決めつけ、肩をほぐしたりストレッチをしているだけでは良くなるどころかどんどん悪化してしまいます。
- 休んでも症状が良くならず安定しない
- 週に何度も頭痛が出てしまう
- 病院の検査でも原因特定できなかった
- 揉みほぐされてもすぐ戻るor悪化する
1つでも該当する方は要注意です。全身の歪みから肩への悪影響を改善させていく方針に切り替えていく事をお勧めします。
肩こりへの施術方法
当院の肩こり施術は【オステオパシー】が中心となります。
下手に体へ負担をかけずに行えるのが特徴で、症状が出ている問題箇所に直接アプローチを行わない優しくソフトな施術法です。肩こりを引き起こす影響を与えている原因箇所を素早く特定、短時間でアプローチをかけます。
肩こりには様々な原因の種類がありますので、例えばデスクワークや編み物など背中や肩の硬直が酷い場合は揉みほぐしも行うなど、症状の原因に合わせ施術内容は1人1人違うはもちろん、毎回の施術内容自体がその時々の状態に合わせていく形となります。
加えて体のねじれやズレを同時に整えることで、痛みや症状が出ている原因を根本から正常化する為、肩こりの軽度・重度などの程度に左右されず体へかける負担を最低限度までに抑えられる為、子供(小学生)~老人(過去最高98歳)まで安心して受けておられます。
その場で痛みを改善させる!というのも重要なポイントですが、それ以上に肩こりの元となっている原因箇所の改善を重要視しています。
いくらその場で痛みが改善していたとしても、翌日には元通り・・・、数日も保たない・・・、となってしまっては元も子もありませんからね。
自分で取り組める対処方法
ご自身のセルフケアのみで肩こりを完全解消するのは難易度が高いですが、肩こりは放置しておくと日常生活の悪いクセからどんどん悪化していきます。また、意外な仕草が悪化要因となっている事もある為、それらを意識する事により悪化を防ぐ事が出来るでしょう。
【肩こり対策1】長時間作業を控える
同じ姿勢を長時間とり続けない!デスクワークや立ち仕事の方は要注意です。人間は同じ姿勢を無理なく保持できるのは30分程度が限度といわれており、それ以上は筋肉が硬直し血液循環が悪くなる原因となります。
1,2時間に1回目安で、休憩や簡易ストレッチなどをした方が肩こり改善の為には良いでしょう。
【肩こり対策2】姿勢への意識
あごを前に突き出さない意識をしましょう。特にPCのモニターなどを長時間見るとき、無意識のうちになりがちです。頭が前にあるだけで重みを支えようとして、肩首に必要以上の力が入る原因となります。
机と体との間隔を握り拳くらい意識で、綺麗な姿勢をキープしましょう。
【肩こり対策3】寝具を見直す
普段使いの枕が、低すぎる or 高すぎるのは良くありません。体に合わない事を自覚しながらも「せっかく新しく買った枕だし・・・」と使用を続けると、首~肩の筋肉が緊張する原因になります。
睡眠姿勢の際、程よい枕の高さをアゴの位置で判断しましょう。地面に対して水平になるくらいがちょうど良く、それが保持できる高さの枕が理想です。硬さや材質は好みで選んで構いません。ただ横向き寝が主体の方は、横向き時のアゴの高さで見ましょう。
寝具選びは難しい側面もありますが、自分に合った寝具に出会えれば肩こりの軽減化や改善に大きく繋がりますよ。
【肩こり対策4】眼精疲労の改善
疲れ目を防ぐ意識をしましょう。近い物を凝視するダメージはかなり大きいので、たまにはボーっと遠くを見てリラックスする時間を設けたり、PC・モバイル端末の使用時は輝度を最適な明るさに調整しましょう。
PC・モバイル端末の画面を多く見る方は、まとめての休みより1時間続けたら数分休むなど、こまめに目を休ませる方が肩こり改善に繋がります。
【肩こり対策5】適度なストレス発散
ストレスの発散も重要です、まずストレスが蓄積するだけで自然と全身が力みやすくなります。
特に力が入る場所は歯や腕、そして肩です。そのような緊張状態が続く事により、更に体に無駄な力が入ってしまい悪循環に陥ります。
趣味や軽い運動などリラックスできる時間を大切にし、ストレスを発散させ肩こり改善の為、全身の緊張を弛緩させる機会を多くしましょう。
【肩こり対策6】肩首を冷やさない
肩首を冷やさない・よく温める。これは近年、テレビや健康雑誌などでも盛んに言われていますね。
“冷え”は肩こりだけでなく、万病の原因となりえます。
慢性的な肩こり状態の場合、エアコンや冷気などで体が冷えないように気をつけ1日1度は湯船に浸かるなど、体をじんわり温めると肩こりには良いですよ。毎日シャワー、という生活は健康上そして衛生上もオススメしません。
やってはいけない対処方法
よくある肩こりの対処法の中で、逆効果となりやすいのがストレッチです!
肩こりでお悩みの方が、雑誌やテレビで紹介されたストレッチや健康法を試し逆に悪化して当院へ来院という流れは現場では日常茶飯事です。
誤解の無いよう補足しますと、ストレッチ自体は肩こりの対処法としては有効です。ですが、多少のコリ程度ならまだしもズキズキと辛い肩こり時に行うストレッチは自ら傷口を広げるような行為そのもの。
肩こりが酷くなってからストレッチを頑張り始めても、痛みが増幅する力み方をしてしまったり、伸ばしてはいけない原因箇所まで無自覚に刺激してしまうケースも多く改善どころか逆効果になりかねません。
あくまでストレッチは、症状が改善してから『再発防止』を目的として行うのがオススメです。
まとめ
肩こりは学生の頃から自覚がある方もいれば、社会人以降に突然出てくるケースもあります。よくある体のトラブルの1つでもあるため、自覚が出てもあまり深刻に考える方は少ないでしょう。
ですが甘く見てはいけません。体の歪みが原因で引き起こされる肩こりはラクな姿勢(寝る・座るなど)でいても、背中-肩-首までが無意識で力んでしまい、それがを更に症状を悪化させジワジワと全身を広く蝕む悪循環に陥るからです。
痛みや違和感のある状態になったら、改善の為にどうすれば良いのでしょうか?理想としては、早期に病院(原因検査)や整体院などへ行くのがベストでしょう。
市販の湿布や塗り薬で安静にするのも手ですが、体の歪みが原因の場合ですと焼け石に水となる可能性が高く、あまりオススメは出来ません。酷い肩こり(めまい・頭痛・嘔吐などが併発)でなければ、整体では3~6回内での改善が目安です。
肩こりは1度酷く発症してしまうと、しっかり原因処置を行わなければ慢性化しやすい症状ですので後々に苦労しないよう気になった時点で軽視せず、早々と対処していきましょう。