膝の痛み
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よくある症状例
膝は、人が立つ・座る・しゃがむ・歩く・走るなどの基本動作をする際、非常に重要な働きをします。
- 階段の昇降で膝が痛む
- 正座が出来なくなった
- 立ち上がり時に膝が痛む
- 歩行で右(左)の膝が痛む
- マラソンで長距離が走れない
- 膝付近に力が入らずフラつく
- 日常で膝がカクつく(痛み無し)
- 足を真っ直ぐ伸ばせなくなった
そこに上記のような異常が生じると、すぐに自覚症状として表れ1週間程で良くなるものもあれば、放置する事によりどんどん悪化してしまうものと様々あります。 最も中高年に多い膝の痛みは“変形性膝関節症”です。
その次は“関節リウマチ”など炎症性の疾患によるもの、あとは膝の周辺の骨折や、靭帯や半月板を傷めるなどの外傷によるもの等が続きます。 他にも成長期の学生にしばしば出る、成長痛(明確な異常がないのに、成長期の子供に出る膝の痛み)やオスグッド病(運動のしすぎによる障害)などもありますね。
膝の痛みの主な原因
中高年に最も多いと言われる症状が“変形性膝関節症”です。膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形が生じてしまい痛みなどが起こる状態と言われ、一般的には老化や、使いすぎ、体重の増加などが原因といわれます。
しかし、なごみ整体院ではそうでないケースの方が非常に多くあると考えています。臨床上の経験から、膝の痛みは『 膝の誤った使い方、膝に負担のかかる姿勢から来る筋肉の過緊張 』が原因で痛みが生じているケースをよく見ているからです。
運動過多な学生にも多い“オスグッド病”も同様で、膝の痛みは、身体全体の使い過ぎや、体の使い方のクセ、普段の緊張しすぎた姿勢などが原因で引き起こされ、かつ改善が遅くなってしまうのです。 原因を特定せずに、ひとまず痛みが改善しても無理をすればまた症状を再発させる恐れがあります。しかも、何度も再発させる事により“発症クセ”にかかると、改善までに多大な苦労が生じてしまいます。
膝の痛みへの施術方法
当院で行った膝の改善施術、一例を紹介致します。 腰痛と右膝の痛み(+違和感)で来院された方です。左が施術前、右が施術後ですね。 当院では膝に出ている多くの痛みは、あくまで膝自体にダメージが溜まり痛みが出るだけであり、 原因は別の箇所にある、と考えています。
実際、膝自体が原因の場合というのは怪我・骨折・靱帯損傷など膝に明らかな異常がある時くらいです。人に言われずとも自分の感覚で分かるでしょう。 もちろん 傍目から見ても明らかに膝が変形している、軟骨が減っているなど、直接膝が悪いケースも 人によってはあるかもしれませんが、重度の状態でなければそのような方でも膝関節にかかる負担を減らすことで、痛みの軽減化は十分に望めます。
この場合は膝の上下にある、足首と股関節(骨盤の歪み)を主に修正していきました。膝の上下にある関節のねじれが膝に負担をかけ、痛みの原因となっているケースは多いです。 膝そのものだけではなく『体全体のバランスを見て施術します』この方も、術後の姿勢の変化と共に、膝の違和感の改善も実感してもらえたみたいです。
術後は、どう意識すれば膝が痛まなく生活できるか、ということも指導致します。 最終的にはどう動けば膝が痛くないか?ということを体が考えずとも理解できるようになるまでが施術期間です。
自分で取り組める対処方法
自分で膝の症状に対し、改善のために何かしたい…それなら、まず自分の『膝のお皿』と『つま先の向き』に注目しましょう。『膝のお皿』と『つま先の向き』が同じ方向を向いていることが重要になります。
よくあるケースですが『つま先の向き』は外側を向いているのに『膝のお皿』は内側に向いている、という方がいます。 膝は、捻られる力に対して間接的にとても弱いので、この状態となると、常に捻られる力が加わりながら立ったり、歩いたりしていることになってしまいます。 日常生活の歩行動作や座る動作など、何気ない動作から膝とつま先の方向を一致させる意識が必要になります。
これを意識しているだけでも痛みは確実に違うはずです。 もし自力で出来ている状態でしたら、そこまで筋肉は緊張していないか、膝にかかる負担は少ないのでしょう。出来ない方は、筋肉の緊張が強いか弱体化が考えられます。 その時は、太ももの筋肉強化で膝のカバーが出来ますよ。イスに腰掛け、片足を90度、太もも~つま先を一直線にし10秒キープ。これを片足3回ずつ×3セット行いましょう。
やってはいけない対処方法
膝の痛みが進み、膝に水がたまるといった状態の時は1回はともかく、何度も水を抜くことはお勧めしません。なお、膝にたまる水とは、膝関節の潤滑と栄養補給の役割を果たしているヒアルロン酸を含んだ関節液または滑液のことです。
なぜその関節液がたまるかというと、『炎症が起こっている』または『半月板や関節軟骨などに損傷がある』というダメージを抑えるよう関節液が膝に流れます。そのため、ダメージ蓄積の原因が解消されない限りは何度でも水がたまる恐れがあります。
水がたまっている状態時に、暖める行為も推奨しません。基本的には炎症が起きているので、水がたまっている時は5~10分冷やすくらいがちょうど良いです。
まとめ
膝自身が変形している、怪我をしている、損傷している、等の要因がなければ膝に出てくる多くの症状は、体からの歪みが原因である可能性が高いです。 運動部の学生に多い悩みの“オスグッド”も、原因を正しく理解し、適切な対処を施せば早期に改善していきます。
症状が出始めて間もない場合なら、1回の施術でもハッキリとした改善傾向を実感する事ができるでしょう。 単純な膝の痛みですと、それ自体のよくあるケースとしては骨盤の歪み、腰椎付近の過緊張、足首付近の動作不良などが原因として考えられます。
病院で何度も膝へヒアルロン酸の注射などを行っているが改善しない方や、そこまでする程ではないけど症状が改善に向かわない方、“オスグッド”に悩んでいるが部活(運動)は何とか続けたい方・・・そのようなお悩みは、何もせず様子見をしているだけでは、ハッキリ時間の無駄です。 出来るだけ早期に原因対処し、改善させてしまいましょう!